喫茶あいはら

喫茶店で友人と話すように、取り留めのない話をしています。

ファッションコンセプトを再考してみる(後編)

 

▼前回の記事の続きです。なんのこっちゃ?と言う人はこちらを先にどうぞ。

jessie-aihara.hatenablog.com

 

 


エウレカが起きた

「大事なことがぜんぶ一目でみられるようにだよ。そのようにして何度も何度も眺める。どのメモとどのメモに関係があるのか、いろいろな組み合わせを頭の中で考える。ずっと考える。ごはんを食べるときも、歩いているときも。書いたメモが頭の中でいつも自由に飛びまわるようになる。そうしたら、毎日よく眠る」

「そうすればわかる?」

「あるときいろいろなものが突然つながるときがくるよ。一つのメモがもう一つのメモにつながって、そこにまたべつのメモが吸いよせられてくる。そして、エウレカだ」

引用:『ペンギンハイウェイ 』 より

 

小説では大きな紙に全部メモする、とあるけれど、わたしは大きめのノートに書いて、頭の中でぐるぐるして、諦めて寝よう、とお布団に入った直後、エウレカが起きたのです(!)

閃いた瞬間に、この作品のこの言葉しかよぎらなかったので近いうちに再読しようっと。

夏に読むべき名作です。映画はなんやかんや観れていないので、それも観たい気持ち。

 


 

 

大幅に話は逸れました。要は後編は、コンセプトが突然閃いたぞー!というおはなしです。

 

コンセプトが閃いた

自由気ままなフェス(イベント)の実行委員長(ないしライブイベンター)…?

お、ちょっとこれまでのより、わくわくするぞ…?

高校時代、文化祭実行委員を3年間やっていました。それも有志の募集で、毎年自ら率先して参加していました。演劇部もしていたのだけれど、パンフレットを作ったり、本番前の行動タイムテーブル書いたりするのも嫌いじゃなかった。

そういえば前職でも、ゴールに向けてお客さんサイドに計画を立てたり、面談して対策したりするの、好きだったなあ。

協調性は大してないし、団体行動は嫌い。でも、好きな人たちと何かを成し遂げるのは好きだし、全員が別々の特技を使って、一つのゴールを達成させるのは割と好き(まるで少年漫画)。あれ、これ、コンセプトの個人主義に通じるものがありそうだな?

あと、わたしはひとり遊びの一環として「これから〇〇大会をするぞー!」と唱えることがあります。特にやることがたくさんある時の気合い入れとして。(例:断捨離大会するぞー!!とか)…ふむ、なんだか使えそう。

 

そして前編で出していた、音楽、本、ライブ、ぜんぶ満たせそう。自問自答している途中で、「わたし、商店街に、なりたい???」とよくわからないことになっていたけれど、これって数日限りのプチ商店街(という名のイベント)なのでは。なんなら昼にやっても夜にやってもいい。昼夜通しでも問題ない。場所も大きい公園とかでもいいし、どこか体育館みたいなところでもいいし…これまでの話、ほとんど回収できてない?

 

コンセプトのブラッシュアップ

さて。この閃きを軸に、ブラッシュアップしてみよう。

「自由気ままな」は、自由で余裕がある様子に上手くハマりそうなのでそのままに、職業部分を調整してみます。

 

・ライブだけじゃ嫌。本・創作物・音楽など、みんなのこんないい所あるよー!をかき集めたい。なんなら野菜とか売ってもいい。マルシェ…?語感がむずむずするなあ。マルシェもやりたいし行きたいけれども。

・フェスって言い切るには、なんかおおごとっぽくて少しそわそわするかも。

・〇〇大会と一緒で、イベンターって言うより実行委員の方がなんか好き。

 

ということで、自由気ままなイベント実行委員長に決めました!拍手!

 

 

コンセプトを再考するきっかけ

お話の順番が前後してしまいますが、再考するに至ったきっかけを書かせてください。

あきやさんに書いていただいたコンセプトは、『自分のメディア編集長さん』でした。

好きなもの、我が道を行く人たちの研究や取材をして、自分の面白いメディアを作り上げてしまおう!というもの。

 

編集者を志していた頃もあったわたしにとって、ぴったりのコンセプトだと思っていたのですが、なんだか靄がかかってしまっているようでどうしても想像しきれない…となんだかうまく言えないもやもや。そんなタイミングで出会った、自問自答ガールズのtähtiさんの記事を読んで、スッキリしました。

 

たぶん20年近くかけて作った、他人と付き合うためにつけた仮面です。前にツイッターにも書いていたんですが、少しずつ長年つけてきたせいで正直自分では仮面があるなんて気がついてない。

自分のコンセプトを考えたときに、なんか違和感があったんですよね。素敵なコンセプトなのに、「素敵な他人を見ているかのよう」。わたしではない、ような気がする。でも他人から見た私には近い気がする。

 

ああ、そうか、tähtiさんもこの後に書いていた通り、仮面をつけてつけてもらったコンセプトだから、どこか他人事に感じるのですね。それは100%偽物というわけではないけれど、少しいい人に見せようとしたり、どんな人だと思って欲しいという気持ちも混ざっていたりして。そんなわけで、わたしももう一度考え直してみよう!と思ったわけです。

 

▼tähtiさんの記事はこちら

note.com

 

再考してみて

あきやさんに書いていただいたコンセプトより、「わたし、動く気でいるな…?」という印象でした。た、体力付けるところから始めないとかな…(虚弱)。

でも、もしかしたらイベントのパンフレットや、宣伝のHP、SNSを作る係になって、気が付いたら『自分メディアの編集長さん』になっているのかもしれない。

もしかしたら、メディアを普段動かしていて、それをきっかけにイベントするぞ!となるのかもしれない。どっちが先でもいいかも。

そう思うと、あきやさんに作っていただいたコンセプトと、つながっているのだなあと。コンセプトとコンセプトがつながってみてはじめて、前よりもっと、お洋服選びが楽しみになっています。

そんなわけで、メインのコンセプトは『自由気ままなイベント実行委員長』でありながら、仲間を集めたらメディアを立ち上げ出したりする『自分メディアの編集長さん』になるのもいいなあなんて、今から企んでいます。にしし。

 

おまけ:このブログタイトルのお話

ブログを『喫茶あいはら』、と名づけたのは、このコンセプトを考えていてたどり着きました。

前編で喫茶店で働く…?喫茶店にいつもいる人になる…?マスター?主?と色々考えていたことが材料になり、決まっていないブログタイトル、喫茶にしちゃうか!と。

そしてハンドルネームのじぇしーあいはらのあいはらを取って、『喫茶あいはら』。漢字でもいいけれど、ひらがなのほうがなんだかそれっぽい。喫茶じぇしーも検討したのですが、語感が完全にスナックかキャバレーの方だったので辞めました。笑

喫茶あいはらで、友達と取り止めのない話をしていたり、パソコンを持ち込んでお仕事していたり、疲れてぼうっとお茶している自分も、なかなか悪くないかもしれない。

そんな、ブログのゆるっとしたコンセプトのおはなしでした。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!